自然豊かな山と幅員二七メートルの道路に挟まれた、六〇坪程の敷地。
いわば山とマチの境目に、夫婦二人と子供二人が暮らす二階建てを計画した。
音と視線を考慮してプランは南西の山側に開き、車通りの多い北東全面道路側に対しては開口を極力抑えた上で、ロフト階に連続するハイサイドライトを設けた。ハイサイドライトからは、二階の各室や一階リビングに一日中安定した柔らかな光が降り注ぎ、各開口部からの時間と共に表情を変える光は内部空間に奥行きと拡がりをもたらしている。
建主のかねてからの希望でリビングには薪ストーブを、中庭の軒下テラスにはハンモックを設け、表通りの喧噪を感じさせない静かでゆたかなくらしが営まれている。
ヤマギワノイエ
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