TAO建築設計


02左官

【株式会社アスペックコーポレーション】

【株式会社アスペックコーポレーション】

1975年創業。札幌を拠点に、お客さまの健康を守るため自然素材等にこだわりながら内外装工事に取り組んでいる。環境と資源という地球的課題に向き合い、資源の有効活用という観点から、次代に適応した独自の工事システムを確立し、提供している。

札幌市東区北32条東18丁目4−17
tel 011-783-6565
http://www.aspec.co.jp/

耐久性に優れ、美しい塗り壁。この質感の秘密は、壁の下と職人技にある。

ヨビトノイエ
 
スミイロノイエ

光の加減で繊細に表情を変え、土のぬくもりを感じさせながら年月とともに、さらに味わいを深めていく「ドライウォール」に下支えられたケイソウ土の壁。ドライウォールは50年ほど前に、アメリカで開発された内装システム壁工法だ。

いちばんの特徴は、石膏ボードを使って継目のない一体的な壁や天井をつくりあげること。もともとの下地の状態を見極め、継目をジョイントテープ(紙テープ)とパテで丁寧に処理することでクラック(ひび割れ)が起こりにくい。さらに、水引きがいいのでムラにもなりにくく100年もつ壁と言われる優れた工法だ。

ただ、品質を維持するためには、下処理だけでも通常の工法の3〜4倍の手間を要する。また、塗り壁を均等に美しいパターン(柄)に塗り上げていく技術を習得するまでには4〜5年以上かかるという。

材料をコテにとり、流れるような動きで壁に伸ばしていく長(おさ)さん。アスペックコーポレーションの塗り壁チームの一員で、TAO建築設計が手がける住宅などにすでに8年ほど関わっている。川村が決めている塗り壁の厚みは、2.5mm。長さんは、手が覚えている感覚だけで見事に均等に塗りつけてならしていく。そして、パターンづくりへ。仕上げ用のコテやヘラを使い分けることで、さまざまなパターンをつくり上げることができる。個人住宅の場合は、補修が容易で飽きのこない大波仕上げと呼ばれているシンプルなパターンを川村はすすめている。店舗などには、特徴あるパターンで装飾性を高めることもできる。

耐久性や美しさに加え、化学物質を使用せず調湿性にも優れた材料を使う塗り壁は、健康にやさしく快適な空間を創り出せる。手間がかかり、塗り上げるために高い技術を要するため、アスペックコーポレーションは、いまやTAO建築設計に欠かせないパートナーとなっている。「きれいに仕上げてくれたと施主が喜んでくれると、うれしい」と長さん。「川村さんのモノづくりの姿勢、人柄に惹かれる業者が多いので現場は和気あいあい。すみずみまで気を遣う川村さん流職人泣かせ(?)の要望を楽しんでいます!」。すべては、より満足いただける空間づくりのために。こうして、TAO建築設計の仕事は、技術力と志の高い技術者に支えられている。

ボードの継ぎ目をジョイントセメントで埋め紙テープを貼る
ボードの継ぎ目をジョイントセメントで埋め紙テープを貼る。この下地処理をしっかりすると、クラック(ひび割れ)を防げる。
下処理を終えた壁にケイソウ土を含む材料を塗りつけていく
下処理を終えた壁にケイソウ土を含む材料を塗りつけていく。厚さ2.5mm。熟練の感だけで均一に伸ばす。
土のあたたかい質感とともに、人の健康にやさしい多様な機能性を発揮
土のあたたかい質感とともに、人の健康にやさしい多様な機能性を発揮するケイソウ土。色合いも、TAOカラーと呼ばれる独自ブレンド色だ。
壁を1枚の絵に見立て、パターンを描いていく最終仕上げ
壁を1枚の絵に見立て、パターンを描いていく最終仕上げ。住宅の場合は、シンプルな大波仕上げをすすめることが多い。
仕上げ用のパテやコテ(ほんの一部)
仕上げ用のパテやコテ(ほんの一部)。施主のご希望に応じてどのような装飾も可能なのが、塗り壁の大きな特徴だ。
ギザギザ歯で、このようなクシ引きパターンも可能
ギザギザ歯で、このようなクシ引きパターンも可能。仕上げには、技術者の個性や感性がさりげなく反映される。

TAO MESSAGE

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ドライウォール工法に下支えされたこの塗り壁。
光の表情の良さは何物にも変え難い上に、耐久性が良く、メンテナンスも簡単。ケイソウ土を含んだ材料(MPパウダー)は、自然の調湿機能、室内の空気をきれいにする浄化機能があり、空間まるごと人にやさしい空気で満たされる。しかも、コストパフォーマンスに優れ、施主に喜んでいただける特徴をたくさん備えている。
施主とともに、このやわらかな質感の壁の前に立つと「いいね〜」という感慨がじわっとわき上がってくる。こんな喜びを叶えてくれるアスペックコーポレーションとの出会いに、深く感謝している。

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